国家統計局、GDP統計方法の調整に取り組む 

国家統計局は最近、オフィシャルサイト上で、従来のGDP統計方法を改善し、データの収集、計算、公表がリアルタイムに行えるよう、定期的な調整制度を確立することを明らかにした。

改革・開放以来、中国はデータ統計作業の根本的改革や改善を進めており、いま国際基準に一応適合するための制度を整備しているが、管理システムなどの面ではまだ計画経済時代のなごりが一部に残っている。こういった旧弊は社会主義市場経済における統計作業を妨げる要因ともなっている。

国際的な統計方法は基礎データの収集をもとに、何度も改訂作業を行って算出されるのが通例であり、計画経済時代のように一旦算出されて決定というものではない。

中国の1−9月のGDP統計はいろいろ論議した末に公布されたが、データ収集段階の方法に問題があることが経済学者らに指摘されていた。経済学者らの見解では、同期におけるGDP成長率8.5%は低く、実際には10%を越えているとのデータを出している。