北京市が金融センターを超越した市場センターを目指す

陸昊北京市副市長が広東省珠海市で開かれた「世界経済発展宣言」関連イベントの一つである「世界工商界リーダーフォーラム」に出席し、北京を上海のような金融センターに発展させることができるかというテーマで発言し、北京は政治、科学技術、文化、国際交流の密集地域であり、消費と取引活動の面でも、昨年の小売総額は1744億元に達し、上海との差がわずか100億元しかないことなどを挙げて、金融面で上海に引けを取らないことを説明した。

また、北京の市場の特性について言及した際も、中国環渤海経済圏の重要ポイントに位置し、中国西北部、華北地域の要という地理的優位性をもっていると指摘し、北京市場における消費活動が内陸部に対するモデルケースの作用がある強調した。

このほか、陸副市長は、北京市の銀行の昨年の総決算後の外貨残高が全国総額の15.7%を占め、そのうち、通信サービス業や映画音楽産業は60%を超えている。このデータはまだ最終的な結果待ちの段階にあるが、国内における北京市の経済的地位を顕示するのに十分な数値であると述べた。