国内ブロードバンド加入件数、942万3000件に

第3・四半期(7〜9月期)末現在、中国のブロードバンド加入件数は昨年同期より603万6000件多い942万3000件に達した。同期の新規契約件数は228万6000件で、ブロードバンドの本格的な「高度成長期」が到来したと言える。

料金の大幅値下げという魅力に加え、インターネットコンテンツも日を追って充実しており、ブロードバンド市場の急速な発展はしばらく続きそうである。

中国社会科学院情報化研究センターの劉満強氏は、「ブロードバンド整備は顧客サービスの必要に応えるための戦略的措置」と指摘し、また「価格という『ボトルネック』の解消後、ブロードバンドサービスやコンテンツが新たな市場競争のポイントとなっている」と分析し、ブロードバンド接続事業が今後も発展を続けるには、プロバイダーが各業界との連携による付加価値の高いサービスの開発に努め、業務・応用商品の開発で特色を発揮することが必要との見方を示した。