中国、朝鮮核問題の第2回協議の早期開催を希望

劉建超外交部スポークスマンは11月18日北京の記者会見で、「中国側は、朝鮮核問題の関係各方面が柔軟かつ建設的な態度で、朝鮮核問題の平和的解決に向かって、実質的な一歩を踏み出し、第2回協議を早期開催し、進展を遂げさせるために努力するよう希望する」と表明した。

これに先立ち、朝鮮外務省スポークスマンは談話を発表し、「朝鮮側は対話を通じて核問題を平和的に解決することを堅持し、アメリカのブッシュ大統領が書面で提出した安全保障を考慮し、また進行の原則の説明について調整すると共に、条件付きで核計画を放棄したい」と表明した。

同スポークスマンは、これについてコメントを発表し、「中国側は朝鮮側の態度を歓迎する。これは、朝鮮側が国際社会に出した重要かつ積極的なシグナルで、朝鮮側の誠意をいちだんと示しており、対話プロセス回復の実現にとって有利である。朝鮮側の態度が関係各方面及び国際社会の重視と歓迎を受けるものと信ずる」と述べた。

東アジア・太平洋担当のケリー米国務次官補は11月18日北京に到着した。これは今年8月の第1回6者協議終了後、ケリー国務次官補の初めての北東アジア訪問である。ケリー国務次官補は、「今年末に朝鮮核問題についての新しい6者協議が開催される可能性は大きいが、今でも未解決の細かい問題が存在していると思う」と語った。