龍永図氏、「アパレル貿易問題で米中関係の崩壊はない」と語る

博鰲アジアフォーラムの龍永図秘書長は11月22日、北京で開かれた「WTOと中国企業国際化戦略フォーラム」に出席した際、米国が中国のアパレル製品に対しセーフガード(緊急輸入制限)措置を発動したことについて、この問題が米中の貿易紛争に発展することはなく、和解の方向に向かうとの見解を示し、中国はこの問題に対し、強硬な態度で臨む一方で、米国側に譲歩の機会を与えてやらなければならないとし、次のように語った。

以前、訪米して米国側の政府要人と非公式の会談を行った際、米国の政府要人が、現在の米中関係は歴史上最良の時期を迎えており、米国の中国依存も高まっていると述べたことがある。今回のアパレル製品の貿易問題で予測される4−5億ドルという損失額が、現在の両国関係を崩壊させるようなことはない。