今年の中国GDPは11兆元以上が有望

中国国家統計局の権威筋は11月26日、今年は中国の経済成長率が8.5%に達する望みがあると発表した。それに基づいて推計すれば、今年の中国のGDPは11兆元を超え、総合国力も真新しい段階に躍り上がるものと見られている。

関連改革案に基づいて、今年、中国国家統計局は例年のように年末に全国のGDP予測値を公表するやり方をやめ、2004年1月中下旬に公表することにした。2002年の中国のGDP10兆2000万億元を基数として概算すれば、2003年の中国のGDPが11兆元を突破する見込みである。

2003年に、複雑でめまぐるしく変る国際情勢と突然見舞われた新型肺炎SARS及び多種の自然災害に直面しても、中国経済は相変わらず急成長をとげている。第1・四半期、中国の経済成長率は9.9%となり、1997年以来の同期成長率の最高を記録した。第2・四半期、新型肺炎と自然災害などの悪影響を受けて、中国経済成長率は6.7%にとどまった。努力を経て、新型肺炎との戦いに段階的な重大勝利を勝ち取った。第3・四半期に入ってから、中国経済は大体新型肺炎発生前の成長率に戻り、前年同期比9.1%増えた。

経済が持続的に急成長する一方、今年の中国経済にも新記録と新スターも現れた。国の外貨準備が4000億ドル以上、住民の預金額が10兆元以上、工業生産成長率が1995年以来の最高を記録し、輸出額も昨年度を超え、固定資産投資がここ数年来の最高を更新し、自動車がよく売れ、三峡プロジェクト、「南水北調」(南部の水を北部に引く)などの重点プロジェクトの建設が円滑に進められ、神舟五号有人宇宙船が成功裏に打ち上げられたなどがそれである。