龍永図氏、「中国はWTO加盟の最大の受益者になる」と語る

博鰲アジアフォーラムの龍永図秘書長は、中国のWTO加盟の影響はいかなる想像をも越えており、中国はWTO加盟の最大の受益者であるとの見解を示し、次のように語った。

中国がWTOに加盟した後に提唱したWTOの原則は単純な貿易原則だけでなく、中国の将来の経済や社会の発展過程において重視しなければならない原則である。

WTO加盟交渉において、中国は多くの譲歩を行ったが、中国もWTO加盟後に今までになかった国民待遇や労資問題などの概念を多く導入できた。これは中国の将来の都市化の過程及び社会や経済、生活に対し深遠かつ大きな影響を与えることになろう。

中国のWTO加盟後における知的所有権保護活動が加盟時の承諾よりも緩慢であると欧米諸国からの批判に触れて、龍秘書長は、中国政府はすでに非常に真剣に責任を負う態度でWTO加盟時の承諾を履行しており、知的所有権保護の面でも中国はすでに大きく前進しており、中国政府はこれからもさらに重視していくと自己の見解を明らかにした。