鉄道貨物輸送への外資参与が可能となる

 中国鉄道部の傅志寰部長は最近、中国のWTO加盟後、外資は中国鉄道の貨物輸送の経営に参与することができるが、いまはまだ鉄道の旅客輸送サービスを外資に開放していないと語った。

 傅部長によると、現在、鉄道部は鉄道の貨物輸送の合資経営について、アメリカ、カナダのいくつかの会社と商談している。鉄道部と対外貿易経済合作部は外資が鉄道貨物輸送に進出する関係規則を制定した。中国のWTO加盟後、外資は中国鉄道の貨物輸送業務に進出することができるが、合資公司では中国側は持株の51%を占め、外資は49%しか占めることができない。3年後に外資は株式の半数以上を保有するがあることができ、6年後に外資は全額外資の鉄道貨物会社を設立することができるようになる。

 機が熟せば、中国鉄道の旅客輸送も対外開放される。「これは外資の貨物輸送経営進出後の運営情況を見てから考慮する」。

 外資が中国鉄道のサービス部門に進出しても、中国は鉄道運営の面で外資と競争することを恐れない。いかなる国と比べても、中国のコストが最低であるからだ。中国の鉄道は中国の鉄道運営に進出する外国会社と比べてかなり強い競争力がある。

北京、「中国のウォール街」を建設

 現在、北京の「金融街」がすでに初歩的な規模を持ち、300余社の金融、電信、仲介機構が進出し、中国人民銀行、中国証券監督管理委員会、中国工商銀行、中国建設銀行など一部の重要な金融機構も本店をここに置く予定であるが、この金融街を「中国のウォール街」となるように一貫して努力を続けている。200112月、投資総額120億元ないし150億元の「中心区建設プロジェクト」も全面的に着工し、2008年前に中国金融管理センターと情報中枢が完成して、1000社以上の内外金融機構および有名な会社を進出させ、10万人近い高級金融人材にここで仕事をさせることが可能である。

 北京金融街は、北南の長さは約1700メートル、西東の幅は600メートル、敷地面積は88ヘクタール、A、B、C、D、E、F、Gの七つの区域に分け、そのうちB、F二つの区は中心区である。

 北京金融街持株株式有限公司の高せん副総経理によると、北京金融街中心区は、中国の資金が最も集中し、情報が最も滞りなく通じ、取引が最も活躍に行われ、施設が最も完備し、環境が最も美しい商務センター区になる。

 北京市政府は金融街中心区の建設を世界向けに公開入札を行ったが、その結果アメリカのある会社が多くの競争相手を抑えて落札した。この会社の設計案によると、この中心区の最も独特なところは区内の人の流れ、車の流れに対し、三段式の立体輸送を実現し、36ヘクタールの地下に四通八達する一体化の無障碍車庫を建設し、地下2階は各所に通じるレジャー式の空中廊下を架設する。

 この金融街の建築風格は生態、人間性化の特徴を突出させ、2005年に基本的に完成する予定。区内には金融機構のオフィスビルのほか、また金融界人士のために建造する国際金融会議センター、五つ星クラスのホテル、マンションおよび各種の商業、飲食、娯楽・レジャー、学校、病院などの施設を建設する。露天の庭の緑地と室内の立体庭園により、ここの緑化率が40%に達する。すべてのビル内に恒温、湿度増加、負酸素イオン発生システムを設け、オフィス内の空気がいつも清新であるように確保する。無菌化給水と水処理システムはきれい水質をいっそう保障することができる。