中国の立場

 

温家宝総理、イラク戦争のいち早い停止を要求

温家宝総理が、中国側は、イラク戦争がいち早く停止され、イラク人民が受ける人道的災難が減り、イラクの主権と領土保全が維持され、イラク問題が国連の枠組み内で政治解決される正しい軌道に戻るよう呼びかけると強調した。

これは温家宝総理が、24日午後、北京でパキスタンのジャマリ首相と会談した際述べたもので、温家宝総理はその際、「イラク戦争勃発後、中国政府は以上の立場を繰り返し表明したきた」と述べた。

この会談で、温家宝総理は、これまでの中国·パキスタン関係を高く評価し、「パキスタンとの全面的パートナー関係を発展させることは、中国の既定政策であり、中国の新政府はパキスタン側と共に、両国関係を着実に前進させたい」との姿勢を示し、南アジア情勢の緩和と平和、安定及び繁栄を期待した。

これに対し、ジャマリ首相は、国際問題解決での中国の建設的役割を高く評価した上で、一つの中国の政策をこれからも実施していくパキスタン政府の立場を表明し、またイラク問題での中国との協調と協力強化を期待した。