第10期全人代第1回会議は選挙と任命決定の規則について採決し、採択した。

同規則は憲法と関係法律の規定に基づき制定したものである。

同規則に基づき、全国人民代表大会常務委員会委員長、副委員長、秘書長、委員の人選、中華人民共和国主席、副主席の人選、中華人民共和国中央軍事委員会主席の人選、最高人民法院院長と最高人民検察院検察長の人選は、主席団が指名し、各代表団が事前に相談し、討議したのち、主席団が多数の代表の意見に基づき正式の候補者名簿を確定する。そのうち全国人民代表大会常務委員会委員長、副委員長、秘書長、委員の人選については、代表の中から指名しなければならない。

国務院総理の人選は、中華人民共和国主席が指名する。国務院副総理、国務委員、各部の部長、各委員会の主任、中国人民銀行行長、審計（会計検査）長、秘書長の人選は、国務院総理が指名する。中華人民共和国中央軍事委員会副主席、委員の人選は、中華人民共和国中央軍事委員会主席が指名する。

第10期全国人民代表大会常務委員会の構成人員数は175人とする。委員長、副委員長、秘書長は合わせて16人を指名し、等額選挙（候補者数と議席定数が同等）を行う。委員の選挙数は159人とし、差額の比率5％に基づき、167人を指名して差額選挙を行い、差額数は8人としなければならない。中華人民共和国主席、副主席、中華人民共和国中央軍事委員会主席、最高人民法院院長、最高人民検察院検察長については、等額選挙を行う。

この規則に基づき、第10期全国人民代表大会第1回会議は無記名投票の方式で、選挙と任命決定を行う。

『北京週報』日本語版2003年3月11日