為替レート形成のメカニズムについて

ブルームバーグ経済新聞社記者: 中国は人民元の変動範囲を拡大する計画があるか。

温総理:中国が実行しているのは市場のニーズの変化に基づく管理のある変動為替レートである。1994年に為替レートの統一が始まったが、人民元の為替レートは永久に変わらないものではない。人民元とドルの実際の為替レートは18%上がり、対ユーロの為替レートは34%上昇した。われわれは引き続き為替レートの形成メカニズムを模索し、充実させる、しかし私が皆様に説明したいのは、人民元の強力と安定は中国に有利であるだけではなく、アジアと世界にも有利であることである。

『北京週報』日本語版  2003年3月18日