3月6日午後、人民大会堂で開かれた唐家せん外交部長の記者会見の席で、DBC（デンマーク放送テレビ局）のネルソン記者と出会った。私が『北京週報』の記者だと知ったネルソン記者は「会議報道センターで李鵬委員長が表紙を飾る『北京週報』を目にしたが、外国の週刊誌のようで、アメリカで印刷したものかと思った。今は忙しくて詳しく読む時間はないが、真剣に読んでみたい、今後も引き続き読みたい」と話してくれた。

北京語言文化大学で学んだことのあるネルソン記者は流暢な中国語を話す。現在はDBCの北京駐在記者だ。中国に非常に興味があるという。「15年前の北京は今とはまったく違い、15年後の北京がどうなるかも想像できない。中国にはまだ多くの面で問題が山積している。こうした問題がどのように解決されるかに関心がある。例えば、労働者のレイオフや失業、西部の貧困地区に住む人々の生活、庶民の住宅購入、庶民の様々な社会保障、外資が庶民の生活に与える影響などだ。現在開かれている全人代と政協については、「政府の行為のすべてが真に、庶民の問題を解決できるかどうかに関心を持っている」と語った。ネルソン記者は話の中で「庶民」という言葉を最も多く使った。ネルソン記者によると、数多くのデンマーク人が中国観光に訪れているが、彼らは中国に関心を寄せ、今の中国の庶民がどのように暮らしているかに関心をもっているという。