2005 No.20
(0509 -0515)
 

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>> 経済

中国の第1・四半期地価動向、地方ごとのばらつき鮮明に

国土資源部がまとめた「2005年第1・四半期都市部地価動態観測報告」により、各都市の地価の動向に大きなばらつきがあることが明らかになった。

2005年第1・四半期、上海市の地価は5.20%、、陜西省西安市は6.00%、雲南省昆明市は5.73%上昇した。

住宅用の土地価格の上昇は上海市で6.53%、西安市で5.30%、内蒙古自治区フフホト市で4.98%、昆明市で3.96%、遼寧省瀋陽市と黒竜江省ハルピン市はともに3.00%、四川省・成都市は2.13%となった。

また、工業用地の価格はフフホト市で5.42%、ハルピン市で1.00%、安徽省合肥市で0.94%の上昇となっている。

住宅用の土地に関しては、多くの都市で旺盛な需要に対して供給が追いつかず、価格の上昇を招いていると考えられる。工業用地に関しては、郊外での立地へと誘導した結果、供給が需要を上回り、価格がほとんど変化していないケースも見られた。

国土資源部の関係者は、「土地価格の異常な動きに関して、地方政府なども注目しており、バランスがとれた需給と(産業の)構造改革という観点から、コントロールをさらに強めていくことになる」と説明している。