2005 No.22
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>> 経済

エアコン業界初値上げか、原材料価格高騰
で打撃

中国のエアコンメーカーが今年、1997年に買い手市場となって以来、初めて値上げを実施するとみられている。値上げ幅は10%程度となる見込み。

中国国内のエアコン価格は、原材料や部品の価格上昇を受けて下げ幅が徐々に縮小。04年通年の家庭用エアコンの平均価格は前年比11.4%下落の2304.7元だった。

エアコン製品のコストの3分の1は、主要原材料である鋼材、銅、プラスチックからくるもの。そのため、原材料価格の高騰が続けば、エアコン価格の上昇は必至と言える。

今年3月に開催された「蘇寧電器エアコン業界年度フォーラム」では、蘇寧電器、海爾(ハイアール)、美的(ミディア)など大手エアコンメーカー14社が、値上げを実施することで合意。

格蘭仕集団(ギャランツ)は、今年のエアコンの値上げ幅を10%程度と予測。科龍(ケロン)、美的の製品は5−10%、華凌(ファリン)では8−12%引き上げられるとみられている。

なお、店頭でも昨年見られた「888元」「999元」といった価格表示はすでに見当たらず、多くが「1199元」「1299元」となっている。全体的には20%程度の価格上昇となっている。