2005 No.22
(0523 -0529)
 

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北京市のインフラ整備投資、これからの3年間で3000億元に

北京市の張茅副市長は、インフラ整備の市場について話し合うフォーラムに参加した際、「北京市のインフラ整備はこれまでにない急速な発展の段階に入っている。今後2008年までに北京市のインフラ整備への投資は合計3000億元を超える見込みだ」と明らかにした。

なお、北京市の去年のインフラ整備への投資は400億元を超えており、軌道交通、高速道路などを含む一部のインフラ整備プロジェクトには多くの市場資金が導入されたたという。

インフラ建設投資の中で、交通システムプロジェクトが全投資の半分以上を占め、1840億元に達する。132キロの軌道交通の新設や、道路拡張は高速道路と一般道路の1230キロと都市道路900キロを含む。

都市環境整備において、北京市は160億元を投じる。177キロの河川整備、648キロの下水道の新設・改修、市中心部の企業約200社の移転を計画している。同時に155億元を投じて「城中村」(都市の中に取り残された貧しい地区)の改造を引き続き行う。主に北京の三環路以内とオリンピック施設周辺の「城中村」69カ所が対象となる。このほか、郵便・通信やニュータウンのインフラ整備プロジェクトに430億元を投資する。

関係筋によると、2008年までに北京市の軌道交通の営業距離は200キロを上回り、道路網密度は100平方キロあたり87.3キロに高める。北京市中心部の川や池、湖の計1000ヘクタール余の水質を改善する。さらに緑化率は高め、人口1人あたりの公共緑地面積を13平方メートル以上に、また、空気汚染指数2級以上の日数比率を現在の62.5%から70%へ高める。