温家宝総理は5月30日北京で、2005年度ノーベル賞受賞者北京フォーラムに参加した経済学者と会見し、「中国は経済と社会の発展の既定目標を実現する自信、能力と方法を完全にもっている」と強調した。

席上、温家宝総理は、「中国はいま、幾らかゆとりのある社会を全面的に築き上げ、現代化建設を加速する非常に重要な時期にある。中国には潜在力の大きな市場と良質な人的資源があり、またかなり厚い物質的技術基盤、安定した政治と社会の環境を有している。より重要なことは、中国が自国の国情に適した正しい発展の道を探し当てたことであり、実践の中で、各種の矛盾と困難を解決できる貴重な経験を蓄積したことである」と述べた。

温家宝総理は更に、「中国は、社会主義の市場経済改革をゆるぎなく推し進め、対外開放を拡大し、平和発展の道を歩み、永遠に世界の平和を守り、共同の発展をはかる確固たる勢力となっていく」と述べた。