農業税、０５年は前年比93％の232億元を削減

国家税務総局の責任者はこのほど、2005年の農業税の徴収は93％以上が削減され、前年比232億元減少の15億元となったことを明らかにした。

今年、全国の27の省・自治区・直轄市で農業税が撤廃される。また、河北、山東、広西、雲南では全面撤廃には至らないが、農業税の徴収額が引き下げられ、国家の指定する貧困県では農業税の支払いが完全に免除される。

今年４月までの全国における農業税と牧業税の収入は合計３億500万元で、昨年同期の77.3％に相当する10億3600万元減少した。

また、タバコ以外の作物に関する農業特産税も撤廃されたため、今年４月までの農業特産税は累計前年同期比50.1％減の３億2700万元となっている。

なお、2004年には農業税が03年よりも220億元、農業特産税が60億元削減されている。農民一人当たり30元の税減免となり、農民の純収入に占める税負担の割合は2.6％から1.3％に減少している。