中国、今後15年で段階的に「いくらかゆとりのある社会」実現へ
国務院発展研究センターが発表した研究レポートによると、中国は今後15年間で、工業化と「いくらかゆとりのある社会」を段階的に構築する。
レポートによると、中国はまず2006年から2010年にかけて、生活レベルを比較的ゆとりのある状態に引き上げること、農業労働力の比重を下げること、都市部と農村部の二元化経済構造を改善することなどを目指し、さらに2011年から2020年にかけて、工業化の基礎を固め、1人あたりGDPを中等所得国以上のレベルにするなどを計画する。
レポートではさらに、今後5−15年間の発展については、「投資と消費の関係を合理的に調整する」「段階的に工業化を実現させる」「安定かつ持続的な経済成長を維持する」など六つの目標を定めている。
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