2005 No.24
(0606 -0612)
 

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>> 経済

海爾、「No.1」を目指してPC26製品を一挙発表

北京市で開催されたパソコン(PC)の新作発表会で、海爾PCはデスクトップ10モデル、ノートタイプ16モデルを発表した。「やるならナンバーワン」をスローガンに掲げる同社がIT重視の戦略に乗り出した。

米IT調査会社のガートナー社によると、2004年の中国PC市場におけるシェアは、聯想グループが25.1%でトップにランクされていた。第2位以下は、北大方正の9.9%、清華同方の7.8%、デルの7.2%と続く。海爾は1998年にPC市場に参入したが、2001年から極度の低迷が続き、累計赤字は数億元にも上ると見られている。

2003年11月に海爾グループの張瑞敏・CEOがIT産業への参入を宣言して以来、海爾PCは巻き返しに躍起した。2004年には台湾の宝成グループと合弁で海成情報技術有限公司を設立し、海爾ブランドのノートPCを投入した。

業界関係者は、海爾が一度に多くのPCを発表したことについて、「海爾が進めてきたPC事業戦略がついに完成し、前面に押し出してきた」と見ている。しかし、ナンバーワンを目標に掲げているものの、聯想を追い抜くための道のりは遠い。