周小川行長、「レート改革は独自の方法、各国経験も参考に」と語る
中国人民銀行の周小川行長はこのほど、中国がシンガポールと金融協力を検討していることから、「シンガポール式の通貨バスケット制を採用するのではないか」という推測が広がっていることについて、「中国は独自の方法で人民元レートの改革について研究を行う」と改めて主張した。その上で、「世界各国のさまざまな経験を参考にすることも考慮する」という方針を示した。
また、周行長は「今年、中国のインフレ抑制のための条件は昨年より良くなっている」とし、「インフレ率が1.8%以下に抑制できることを期待している」と語った。
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