2005 No.26
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08年五輪開催の全面開通を目指して北京と天津を結ぶ第2の高速道路の建設が開始

2008年北京オリンピック大会開幕までの全面開通を目指して、北京市と天津市を結ぶ第2の高速道路となる「北ルート」の建設が6月16日に始まった。その他、第3の高速道路となる「南ルート」の建設も予定されている。

現在の高速道路については、7、8日間に及ぶ改修工事が10日に終了。また、将来的には北京から天津までは現在の片道2車線を4車線に、天津から港がある塘沽までは片側3車線に拡張されることになっている。

16日に工事が始まった「北ルート」の正式名称は「京津塘高速公道二線」。北京市朝陽区西直河付近の五環状道路から首都空港第二高速公路を経て、六環状道路、天津武清区、北辰区、東麗区を通り天津市の塘沽区北塘鎮に至る。全長は177.8キロで、そのうち北京市内は33.8キロ、天津市内は144キロとなる。

天津市内の楊村から北京までは片側4車線で、1日あたりの車両通行量は10万台。楊村から北塘鎮はでは片側3車線で、1日あたりの車両通行量は6万台となる見込み。07年までに主要部分の工事を終え、08年の北京五輪開催までに全面開通させる予定である。

さらに第3の高速道路として計画されている「南ルート」は、北京市の四環状道路から河北省・北廊坊を経て、天津石各荘鎮までの70キロを建設する。石各荘鎮から当城立体交差までは北京市と上海市を結ぶ京滬高速公路と合流する。さらに、当城立体交差から寧港工業区までの77キロは天津市と山西省を結ぶ津晋高速公路と合流する。北京から当城立体交差までは、片側4車線とする予定である。

北京市と天津市の間の乗用車の交通量は、2007年には1日あたり39万台になると予測されている。