中国−ASEANの自由貿易協定の第1段階、7月開始
7月1日、中国とASEAN(東南アジア諸国連合)の間で自由貿易協定(FTA)
に基づく第1段階の措置が始まる。開始後、双方は一部製品の輸入関税を次第に引き下げ、2010年までには関税撤廃を目指す。
フィリピン貿易産業省・国際貿易関係局の責任者は中国新華社のインタビューに応じ、今後、中国製品がフィリピン市場により多く輸入されることになるだろうとの見通しを示した。それと同時に、フィリピンの電子製品、アパレル製品、果物などの中国向けの輸出も増えると予測。その上で、「サービス貿易と投資などの分野でも両国が緊密な協力関係を築いていけるよう望む」と語った。
2004年、両国間の貿易総額は130億ドル強となった。過去3年間で、フィリピンとの貿易額の多い国・地域別にみた中国の順位は12位から4位まで浮上している。
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