2005 No.27
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「上海協力機構」首脳会議で胡主席が談話発表

「上海協力機構」首脳会議が現地時間の7月5日カザフスタンの首都アスタナで開催されたが、会議に参加した各国の国家元首は「上海協力機構」が直面している差し迫った問題を討議し、経済と安全保障分野などの協力の強化についてそれぞれの立場を協調し、重要な国際問題と地域問題についても意見交換を行った。

席上、中国の胡錦涛国家主席が談話を発表したが、胡錦涛主席はその際、「上海協力機構」が成立以来収めた成果を高く評価し、この機構の今の状況を客観的に評価し、各加盟国が措置を講じてチャレンジに共同で対応する必要性を強調したあと、「各加盟国はすでに調印した協力の文書と協議を実施し、安全、経済、人文などの分野での協力を深めるよう期待している」と述べたあと、「上海協力機構」に対する中国の方針などを紹介した。

中央アジアの情勢に触れた胡錦涛主席は、「中央アジア地区は国際舞台で重要な役割を日増しに果たしている。中央アジア諸国人民には各自の国情に見合った発展の道を自主的に選択する権利がある。中国は、中央アジア地区が互恵協力の場となり、関係各側は、建設的な態度で互いの関係を適切に処理すべきだと主張する」と述べた。

会議の後に発表された「元首宣言」は、国連改革は幅広い協商を通じて一致に達するという原則を遵守しなくてはならないこと、改革には時限を設けたりしてはならず、食い違いのある重要な法案は強行的な表決を行わないこと、また、人権問題では、各国人民の歴史と伝統、及び民族の伝統を厳しく守り尊重し、すべての国は平等であるという点を堅持することを改めて強調した。