中国、６月の消費者期待指数、３月調査から0.2ポイント上昇

国家統計局がこのほどに発表したレポートでは、今年第２・四半期の消費者信心（期待）指数はわずかに上昇していることが分かった。６月の同指数は94.6ポイントとなり、３月を0.2ポイント上回った。

消費者期待指数を構成する子指数のうち、所得期待指数は上昇傾向を保っている。「個人または家庭の所得は、今後ある程度増加するか従来水準を維持できる」と予測する消費者の割合は69％に達し、所得期待指数は３月を５ポイント上回る85.3ポイントとなった。

また、今後数カ月の経済動向を消費者が予測する「経済楽観指数」はやや低下している。６月の同指数は81.4ポイントで、３月を3.7ポイント下回った。統計局の専門家はこれについて、消費者が経済成長の過程におけるいくつかの不確定要素に注目しており、それが影響したものだと分析している。