2005 No.29
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>> 経済

1〜6月原油輸入額が42.2%増

国際原油価格が高騰し、ニューヨークの先物取引価格は先週、1バレル61.28ドルと最高値を記録した。中国では今年上半期、原油輸入量、輸入額がともに増加している。

税関の統計によると、1−6月の原油輸入量は前年同期比3.9%増の6342万トン、輸入額は42.2%増の151.69億ドルとなった。石油製品の輸入量は21%減少したが、輸入額は0.8%増の45億ドルに達した。

2004年の中国の原油および石油製品の輸入額は431億6000万ドル。今年は1−6月の時点で261億ドルに達しており、年間500億ドルを超えると予測されている。

国際原油価格の高騰は、輸送業、石油化学業など関連産業のコスト高を招いている。また、中国政府が今年、石油製品価格を2回引き上げたことにより、ガソリン価格はこれまでの最高となり、消費者の自動車購買意欲を低下させた。

世界的な経済回復、中東地域の不安定な情勢、市場操作などさまざまな要因によって、国際原油価格は今後も高位で推移すると関係筋は分析している。

中国では、消費者の生活レベルが高まるにつれ、石油への需要が高まり、1993年には石油の純輸入国に転じた。2003年の原油輸入量は1億トンの大台を突破し、輸入依存度は36.1%に上った。

中国税関の関係者によると、2004年の原油輸入量は1億2000万トン、石油製品は33788万トンに上り、合計は同年の中国での原油生産量に近づいた。現在の輸入依存度は40%を超えている。