2005 No.29
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国家統計局、中国初のPMIを発表

中国物流・購買連合会と国家統計局はこのほど北京で、中国初の製造業購買担当者指数(PMI)を発表した。

指数は、新規受注、生産、雇用、輸送時間、保管、新規輸出、購買、在庫、製品価格、輸入、未納品の11の指数からなるものである。

中国物流・購買連合会の蔡進副秘書長はこの席上で、PMIが今年3月の57.9%から3カ月連続して下落し、50%の臨界点まで落ち込んだと語り、主要指数である新規受注、生産、新規輸出、在庫、購買、輸送時間などがすべて今年最低だったことをも明らかにした。

蔡副秘書長は、製造業は今後、成長段階から安定した状態に移行すると予測し、さらに小幅に下落する可能性もあることを示唆した。

6日に発表された20の業種のうち、PMIが50%に到達しなかったのは、石油加工と核燃料加工業、化学原料と化学製品製造業、医薬品製造業、黒色金属冶金と圧延加工業、金属製品業、専用設備と測定機器製造業、タバコ製造業、非金属鉱物製品業。

国有企業のPMIは47%で、生産の下落傾向を見せる。東部地域企業のPMIは51.6%、中部地域では52.7%、西部地域は最も高くて52.9%となった。

PMIは、マクロ経済を観測するための指標で、国の経済活動の観測と予測において重要な役割を果たしている。現在は、アメリカ、イギリス、日本、シンガポールなど12カ国・地域がこれを採用している。