2005 No.38
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発改委、「中国の海外エネルギー依存度はわずか6%」と表明

国家発展・改革委員会(国家発改委)の張国宝主任は2005年中国企業サミットの席上で中国のエネルギー問題について、「消費大国である中国は、生産大国でもあり、供給は主に国内供給でまかなうことができる」という見方を示した。

2004年の中国のエネルギー自給率は94%に達し、輸入依存率はわずか6%。ただし、原油は国内生産量が1億7500万トン、輸入量が1億2000万トンと、対外依存度は40%だった。

張主任は、「2004年に中国が輸入した原油は、世界の原油取引量全体のわずか6%から7%。石炭輸出は8000万トン、コークス輸出は世界全体の取引量の56%を占めた」としたうえで、「原油高やエネルギー不足といった問題の原因を中国のエネルギー需要の増加になすりつけるべきではない」と主張した。

さらに、エネルギーの6%を海外依存しているということは「まったく正常なビジネス活動だ」として、「経済がグローバル化している現状で、ひとつの国家が完全に閉鎖的であるということはありえない、中国はエネルギー問題を主に国内で解決するが、それは国際的な提携をおこなわないということではない」「(中国のエネルギー資源輸入の増大を警戒する国自身が)大量のエネルギー資源を輸入しているではないか」などと述べた。