世界銀行の報告書で、中国のビジネス環境は91位に　

北京青年報の報道によると、世界銀行がこのほど発表した報告では、ビジネス環境の自由度の面で中国は世界155カ国と地域の中で91位にランクされている。世界銀行の専門家は、中国のビジネス環境はまだ厳しく、特に中小企業にとっては厳しい環境である。

世界銀行が発表した「ビジネス環境の現状2006：雇用機会の創出」は、世界155カ国と地域で調査を行った結果を基に作成されたものである。今回は、企業経営に関する重要な法律や改革の状況について、初めて順位をまとめた。

報告によると、現在世界で最もビジネス環境が優れているのは、ニュージーランド、シンガポール、アメリカ、カナダ、ノルウェーの順である。香港は7位にランクされている。ビジネス環境の自由度の面で、30位までに東アジアの6つの国・地域が入ったことは注目されている。シンガポールと香港のほかに、日本、韓国、タイ、マレーシアがベスト30入りした。

その他の地域と比べて、中国などの東アジア諸国は、中小企業支援や雇用機会創出のための改革がやや遅れている。銀行の融資、経営活動の認可などをめぐる法律環境でも障害が多く存在している。ただし中国の輸出入手続きは、近隣諸国・地域よりも優れていると評価された。