2005 No.40
(0926 -1002)
 

アドレス 
中国北京市
百万荘大街24号
北京週報日本語部
電 話 
(8610) 68326018 
(8610) 68886238

>> 経済

鉄道部、民間資本による鉄道投資を奨励 

鉄道部の陸東福副部長はこのほど「中国鉄道投融資改革フォーラム」に出席した際、「中国の鉄道建設への各界の投資者の参加を心から歓迎する」と表明した。また、2020年までの中国の鉄道建設プロジェクトへの投資が大規模になるとの見通しを示した。

陸副部長によると、中国の鉄道はこれまでに旅客輸送実績(人キロ)、貨物輸送量実績(輸送貨物総量、輸送密度、輸送トンキロ)で世界1位にランクされており、名実ともに世界で「最も忙しい鉄道」である。だが、中国経済の急速な発展に伴って、鉄道輸送へのニーズも急速に拡大し、輸送能力は常に供給不足の状況にある。

鉄道部は「政府の主導、多様な投資、市場化に基づく運営」という改革全体の構想を確立した。改革プランの内容は次の通り。

(1)民間資本による鉄道への投資を奨励し、政府資金と国内外の民間資本の両方を投入することで、多様な投資主体による多様な建設モデルを進める。

(2)資金調達の道を拡げ、民間資本による鉄道への投資にさらなる選択肢を提供し、規範的な市場運営を進め、各出資者の合法的な権利を守り、リスクと利益の共有を実現する。

(3)「参入の平等、公平な待遇」を原則に、鉄道業界の参入制度を整備し、鉄道の投資、建設、運営の市場秩序を規範化し保護し、さまざまな市場参加者の行為を規範化する。

(4)さまざまな形による鉄道運輸・経営への投資や参加のため、平等な政策環境を作り出す。