中国共産党5中総会、第11次五ヵ年計画に
提案を提出

4日間に亘る中国共産党第16期中央委員会第5回総会は10月11日午後北京で閉幕した。会議では、『国民経済と社会発展に関する第11次五ヵ年計画についての中国共産党中央の提案』、つまり、2006年から2010年までの国家発展計画の提案が採択された。

中国共産党中央の胡錦涛総書記は会議で談話を発表した。会議で提出された「第11次五カ年計画」の中国経済社会発展の主な目標には、2010年まで、一人当たりの国内総生産が2000年より倍増させること、資源利用効率を著しく高めること、都市部の就業チャンスを引き続き増やし、貧困人口を絶えず減らし、都市部住民の収入と生活レベルを向上させることが含まれている。

また、会議では、循環経済の発展に力を入れ、環境保護を強化し、切実に自然生態を保護すること、更に社会の公平を重視し、収入分配の調整を強化し、地区間や、国民間の収入の格差が拡大する勢いを緩和させることが提出された。

なお、法によって国を治める基本方針を貫き、社会主義民主政治の建設を強化し、積極的かつ適切に政治体制の改革を推し進めることが強調された。