中国2度目の有人宇宙飛行は円満に成功

5日間の飛行を終え、中国が自力で開発し、2人の宇宙飛行士を乗せた「神舟6号」有人宇宙船は北京時間10月17日早朝、着陸地点に無事帰還した。2人の宇宙飛行士も元気な様子を見せている。中国有人宇宙飛行プロジェクトの総責任者は即座に「中国の2度目の有人宇宙飛行は円満に成功を収めた」と発表した。

着陸地点では、数百人の救援隊をはじめとするスタッフと記者が宇宙船と2人の宇宙飛行士の帰還を出迎えた。

宇宙船が無事帰還後、全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は北京宇宙航空指揮センターで中国共産党中央と国務院及び中央軍事委員会を代表し、「『神舟6号』の成功は中国が航空宇宙技術と人間による空間実験の分野で一里塚の意義を持つ大きな勝利を得たことを示している」と祝電を読み上げた。

祝電はまた、「中国は今後も引き続き有人航空宇宙技術を発展させ、宇宙資源を積極的に開発し、人類に幸福をもたらすよう努力していく」と表明した。

中国がこのほど発表した計画によると、中国の今後の有人航空宇宙事業の目標は宇宙飛行士の船外活動、宇宙船のドッキング技術の修得、永久的な空間実験室の設営である。