中国、高性能CPU生産の基礎築く
第10次5カ年計画(2001〜05年)期間中、中国の中央処理装置(CPU)技術は大きな進展を収めた。すでに0.18/0.13ミクロンの製造能力をもち、高性能CPU生産の良好な基礎を築いている。科学技術省が明らかにした。
CPUはコンピューターの大脳、心臓と呼ばれている。長期にわたり、中国はCPUの研究開発、生産技術を習得しておらず、主に外国からの輸入に頼っていた。
第10次5カ年計画中、国はハイテク研究開発計画「863計画」でCPU自主研究・開発という戦略的道筋を打ち出した。現在、この戦略は大きな前進を収めている。すでにいくつかのCPU設計陣を擁し、自主開発を全面的に実現、CPUの体系構造と論理設計をほぼマスターするとともに、汎用64ビットCPUの開発に成功、最高周波数は500Mに達している。
中国が自主開発した「北大衆志」、「C−CORE」、「方舟」など一連の汎用または埋め込み型CPUはネットワークコンピューター、情報家電、通信、情報セキュリティーなどへの応用で進展をみせている。「北大衆志」CPUに基づくネットワークコンピューター(NC)は、全面的な産業化段階に入り、かなりの経済的、社会的効果を実現している。
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