北京国際再生可能エネルギー会議閉幕　「北京宣言」採択

７日から北京で開かれていた国際再生可能エネルギー会議は、各国に再生可能エネルギーの利用を加速するよう呼びかける「北京宣言」を採択して８日閉幕した。これには78カ国・地域の代表が出席した。宣言は次のように述べている。

▽再生可能エネルギーの利用拡大は国連ミレニアム開発目標中の貧困対策の実現、雇用機会の拡大、大気の質と公衆衛生の改善、温室効果ガスの排出削減、気候変動対策、エネルギー安全保障の強化に役立つ。

▽この２年足らずで国際石油価格は２倍になり、国際エネルギー市場は不確実性に満ち、エネルギーの輸入依存には大きな経済リスクがある。水力発電、風力、太陽光など再生可能エネルギーを増やすことはエネルギー価格の大幅な上昇に対する各国の対応能力を強めるものである。

▽先進国は再生可能エネルギーの研究開発を強化し、発展途上国との協力を通じて技術移転を実現しなければならない。

▽再生可能エネルギーの市場確立や資金調達ルートの開拓など、発展途上国が再生可能エネルギーの開発能力を強化するのを支援しなければならない。