2005 No.47
(1114 -1120)
 

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中国、来年の経済運営でマクロ政策の安定性と連続性を維持

中国国家発展改革委員会の朱之キン副主任はこのほど2006年中国業種発展報告会の席上で、来年は第11次5カ年長期計画のスタートの年であり、マクロ経済政策の安定性と連続性を維持するとともに、適度な調節を行うとし、次のように指摘した。

今年に入ってから、中国の経済は安定成長を続け、工農業はともに大きな発展をとげたが、現在の経済にはいくつかの問題も存在している。

以前の盲目的投資、低レベルの拡張がもたらした生産能力の矛盾がいっそう顕在化する可能性があり、競争の激化が一部企業の経営難、一時帰休を招くとともに、銀行の危機をもたらす可能性がある。農業には依然として問題があり、特に来年は農民の所得を増やすのが難しく、食糧増産の維持もかなり難しい。

また、世界経済には予見できない要素があり、特に国際石油価格と景気変動問題が中国経済にはねかえるのは避けられない。

来年は第11次5カ年長期計画のスタートの年で、今後5年間は前から後へ引き継ぐ重要な時期であり、引き続き経済の持続的、急速、健全な発展を維持するとともに、全般的な調整の面で実績をあげる必要がある。

来年、世界経済の成長傾向は変わらないが、不確定要素もあるため、第11次5カ年長期計画のよいスタートを切るには、マクロ政策の連続性と安定性という基本的方向を維持しなければならない。

マクロコントロールと市場調節では、相互に補完し合い、互いによい方向へ向かうことが必要である。適時適度に微調整し、マクロコントロールの科学性を高め、改革を加速し、体制上の制約要因を取り除き、資源配分における市場の機能をいっそう効果的に発揮させるべきである。