2005 No.47
(1114 -1120)
 

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>> 経済

関係筋、今年の中国の原油輸入量が1億3000万トンとなると予測

中国商務部の魏建国副部長はこのほど「2005年中国石油フォーラム」の席上で、今年の中国の原油輸入量が1億3000万トンに達すると予想されることを明らかにした。

魏副部長によると、今年第1〜3・四半期の中国の原油生産は前年同期比4.2%増の1億3600万トンに達した。同期の輸入量は9000余万トンで、年間の輸入量は1億3000万トンに達する見込み。

商務部対外貿易局の梁樹和副局長によると、今年の輸入量は昨年の1億2000万トンの約5%増で、伸び率は約30ポイントの大幅な低下となる予測されている。

梁副局長によると、1〜9月の原油輸入は前年同期比4%増の9396万トン、石油製品輸入量は16.4%減の2323万トンで、一方原油輸出は27%増の546万トン、石油製品輸出は38%増の1155万トンに達した。

石油輸入量の増加に伴い、中国経済も国際原油価格高騰による損失をこうむっている。

中国中化グループの李輝副社長は、昨年の国際原油価格高騰で中国のGDPの伸び率が約0.9ポイント下がり、外貨支出が約86億ドル増えたとし、次のように指摘した。

今年1〜9月、国際原油価格の上昇によって中国の外貨支出が100億ドル余り増えた。また消費者物価を0.16ポイント、工業製品の工場出荷価格を1.45ポイント押し上げた。原油高騰の影響で米日欧などの経済成長率が鈍化する兆しがみられ、中国の外部経済環境にも一定の影響を与えており、輸出拡大にマイナスとなっている。