中国銀監会、「電子銀行業務管理規則」を採択

中国銀行業監督管理委員会（銀監会）はこのほど会議を開き、「電子銀行業務管理規則」、「電子銀行安全評価ガイド」、「電子銀行安全評価機関業務資格認定業務規程」を審議し、それを原則的に採択した。

会議では次のことが確認された。電子銀行は銀行業務のサービス面の革新と延伸であり、新しい技術手段の一つでもある。近年、中国でも電子銀行が急速な発展をとげている。電子銀行業務の方法も大きく変化し、技術セキュリティー、顧客の利益侵害や第三者過失などのリスクも目立っているため、新しい管理規則を早急に公布し、リスク監視・管理を強化し、電子銀行業務のリスクを防止し、業務を規範化する必要がある。

電子銀行業務には、公共ネットワークを利用して提供される銀行業務（ネットバンキング、テレホンバンキングなど）のほか、専用ネットワークを利用して提供される銀行サービス（セルフバンキング）が含まれている。

会議では、各級の監視・管理官庁に対し、銀行業の業務革新を積極的に奨励し、銀行業による電子銀行業務を強力に支援し、審査・認可手続きを簡略化し、監督・管理の効率を高め、電子銀行業務の監視・管理基準と業務の申請要件、手続きを明確にし、電子銀行の健全で秩序ある発展のための好ましい外部環境を整えるよう求めた。