2005 No.49
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大慶油田で豊富な天然ガス埋蔵が確認さる

中国最大の石油生産基地の黒竜江省の大慶油田で天然ガスの豊富な埋蔵が確認された。今年の確認済み埋蔵量は1000億立方メートルに達している。

このガス田は大慶市肇州県にある慶深ガス田で、タリム盆地、チャイダム盆地、陝甘寧(陝西・甘粛・寧夏)盆地、川渝(四川・重慶)盆地に次ぐ中国で5番目の大ガス田となってきた。

これは中国東部地区の天然ガス探査での大きな発見として中国の天然ガス資源配置・配分に重要な影響を与えている。

大慶油田有限責任公司の王玉普会長兼社長によると、慶深ガス田は主に徐家囲子、常家囲子―古竜、鶯山―双城、林甸の各断層トラップの鉱区で構成されており、これまでに確認された1000億立方メートルの埋蔵量から見て、面積が広く、ガス層が厚く、規模が大きく、質が良く、生産量と圧力が安定しているなどの特徴がみられている。

今後5年間、大慶油田は確認埋蔵量を2000億立方メートルまでに増やし、天然ガス産業の飛躍的な発展を目指す。

大慶油田は中国最大の石油生産基地として45年間高いレベルの開発を続け、国民経済に非常に大きな貢献をしたが、埋蔵量と採掘の構造的なアンバランスによって後続資源の不足という難しい状況に陥っている。

著名な石油専門家の賈承造氏は「現在、国際的に天然ガス探査には一つの大きな方向がある。それは大油田の下で大ガス田を探すというもので、慶深ガス田の発見は大油田には必ず大ガス田があるという推論を立証した」と語った。