2005 No.50
(1205 -1211)
 

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温家宝総理、自国や周辺地域を考慮して人民元為替の改革と調整を

温家宝総理は12月12日、クアラルンプールで、「中国はこれから、自国の経済や金融の要請を踏まえ、近隣の国と地域および世界経済への影響を十分に配慮して、人民元為替レートの改革や調整を進める」と表明した。

当日、東アジアサミット首脳会議に出席した温家宝総理は、講演を発表し、「中国は今年7月から、米ドルだけに合わせるのではなく、市場の需給に基づき、通貨バスケット制を参考にして調整し、管理された変動相場制を実施することにより、人民元為替レートの改革が重要な一歩を踏み出した。われわれが自国の経済や金融情勢を踏まえ、近隣諸国や地域、および世界経済金融への影響を十分に配慮した上で実施した今回の改革と調整は、これからも続けていく」と述べた。

温総理はまた、「中国は、地域金融の安定に力を捧げてきた。1997年のアジア金融危機の際、中国が人民元を切り下げなかったことは、アジア地域及び世界経済の安定に貢献した。10数年前に定めた、市場の需給に基づく管理された変動相場制という改革の目標を目指して、人民元為替相場形成メカニズムの整備に努力していく」と表明した。

「CRI」より2005/12/12