唐家セン国務委員、日本の民主党代表団と会見
唐家セン国務委員は12月11日、北京で日本の前原誠司・民主党党首の率いる同党代表団と会見した。
唐国務委員は会見の中で、「中日関係発展の良し悪しは、両国とその人民の根本的な利益にかかわるだけでなく、アジア太平洋地域や世界の平和、安定、発展、協力にも影響を及ぼす」と指摘。また「現在、両国の関係は困難に直面しているが、両国の政党や政治家は歴史や未来、そして両国の人民に対して強く責任を担う態度で、中日の友好協力という大局を積極的に守っていくべきだ」とした。
唐国務委 員はまた、民主党が正しい歴史認識を堅持し、長い間にわたり中日の友好協力関係の発展に力を入れていることをプラス評価。両国の関係を早期に健全かつ安定的な発展の軌道に戻すために、民主党が積極的に貢献することへ期待を寄せた。
前原党首は、日中友好の政策を堅持し、中国の平和的発展を支持する民主党の考えを表明。また日本の指導者が大局に立ち、双方間のこれまでの合意や1995年の「村山談話」の精神に従って、靖国神社の参拝を止めるべきだと強調した。さらに、両国の関係が直面している困難を克服するために、民主党と中国側との間で関連分野における対話を積極的に展開し、相互信頼を絶えず強め、両国の関係を早期に健全な発展の軌道に乗せるよう努めていく意向を示した。
「人民網日本語版」2005年12月12日
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