2005 No.51
(1212 -1218)
 

アドレス 
中国北京市
百万荘大街24号
北京週報日本語部
電 話 
(8610) 68326018 
(8610) 68886238

>> 経済

中国の対外技術依存度50%に 

中国科学技術協会の責任者はこのほど、2005年第1回中国全面小康フォーラムの席上で、中国の対外技術依存度は現在50%に達し、設備投資の60%以上は輸入に頼っており、科学技術の進歩による寄与率は39%前後にすぎないとし、次のように語った。

全体的に見て、中国の経済成長が資金の高投入、資源多消費、技術導入に大きく依存しており、一部の核心技術、重要技術が人の資質によって制約されている状況に根本的改善がみられない。

核心技術を有していないため、国産携帯電話は価格の20%、パソコンは30%、数値制御(NC)工作機械は20〜40%が海外の特許所有者に支払われている。

中国は研究開発にいっそう力を入れ、知的財産権を有する核心技術、重要技術を持つよう努力し、経済成長をはかるべきで、資源駆動型から革新駆動型への戦略的転換が現段階の経済発展における重点の中の重点になっている。

中国科学技術協会の調査によると、中国の科学技術者の67%が事業体に集中し、17.3%が国有企業と集団所有制企業、16%が外資系企業と民営非企業事業体に集中している。こうした構造的欠陥が革新人材の結集と企業の自主革新能力の向上に直接影響を及ぼしている」と強調した。

全体的に見て、現在、中国公民の科学的資質は比較的低く、2003年の調査では基本的な科学的資質を持った人は総人口の1.98%にすぎず、農村住民ではさらに低い0.7%にとどまっており、アメリカの2001年当時の17%に比べて大きなギャップがある。労働適齢人口の科学的資質が高くないことがいくつかの重大な安全生産(労働保安)事故の重要な原因となっている。