中国、国産車の海外進出を支援　

魏建国商務部副部長兼国家機械・電気製品輸出入弁公室主任はこのほど、商務部が国産自動車の海外進出をてこ入れすることを決め、海外市場開拓、金融、保険、技術改造、輸出許可証、情報サービスなどの面で有効な措置をとり、知的財産権を有する自主ブランド乗用車の輸出を奨励し、支援するとし、次のように明らかにした。

▽世界の自動車貿易は毎年約１兆ドル規模に達しているが、中国の昨年の自動車輸出額は80億ドル余りで、１％にも達しなかった。

▽中国にはすでに整った自動車産業チェーンがあり、輸出を拡大する条件が整っている。自動車および自動車部品の輸出を拡大することは、機械・電気製品の輸出拡大にとどまらず、対外貿易成長方式を転換し、輸出構造を改善する重要な内容でもある。

▽自動車を輸出する国内企業は、まず事前調査をしっかり行う必要がある。とりわけ、自動車輸出は始まったばかりなので、重点市場を確実に掌握し、アフターサービスをしっかり行う必要がある。自動車輸出では過当競争をやめ、二輪車輸出の時のように、安売り競争で海外市場から撤退を余儀なくされるという轍を踏んではならない。通関統計によると、今年１〜10月の中国の乗用車輸出は２万2000台で、吉利、奇端、夏利（シャレード）など自主ブランドのエコノミータイプが中心だった。