年間売上高200億元超の銅工業企業　
中国に誕生

江西銅業グループ公司では、12月13日までに今年の売上高が200億元、税込み利益が36億元を超えた。中国で銅工業企業の売上高が200億元を超えるのは同社が初めて。

2003年に売上高が100億元、税込み利益が８億6000万元を超えた江西銅業は、わずか２年間で売上高を２倍、税込み利益を４倍に増やした。今年、同社の陰極銅の生産量は03年の34万2000トンから42万トン以上に増加した。金は10トンから220トン、プラチナは12トンから330トンに増加した。

江西銅業は産業構造の調整と産業チェーンの拡大に力を入れ、銅加工事業、貴金属の抽出・加工事業の発展を加速している。今年の銅加工製品の生産量は2003年の４万トンから17万8000トン、売上高は４億元から44億元に増加した。同社はまた、経済成長方式の転換に取り組み、循環型経済の発展に力を入れ、廃棄物の排出量を減らし、環境を変えることによって廃棄物を財産に変え、年間売上高を30億元も増やした。

江西銅業は現在、第11次５カ年計画（2006〜2010年）を実施しているところで、高級銅箔プロジェクト（6000万トン）や銅製錬選鉱プロジェクトなどはテスト生産に入っており、銅製錬（30万トン）プロジェクト、富家塢鉱区プロジェクト、硫酸（40万トン）プロジェクト、銅板帯（10万トン）プロジェクトなどの重点プロジェクトの建設も急ピッチで進められている。同社は2010年までに世界の銅工業企業ベスト３に入ることを目指している。