商務部、中日関係「政冷経涼」へ、貿易依存関係薄弱に
商務部研究院アジア・アフリカ研究部徐長文主任は、中日関係について、政治関係の冷え込みが経済にも伝導し、中国の日本に対する貿易依存度が低下しているとし、次のように語った。
2000年から2004年における中日貿易の伸び率が、同期間における中国の対外貿易の伸び率を下回っていることやEU、アメリカ、ASEAN、韓国といった中国の主要貿易相手国との伸び率にも及ばず、中日間の貿易・経済面での発展も著しく鈍化している。
今年1−8月における中国の対EU、対米、対ASEAN、対韓国貿易はそれぞれ前年同期比で、23.7%増、24.9%増、25.5%増、25.7%増だったが、対日貿易はわずか10.3%増だった。
中日貿易が中国の対外貿易に占める割合が継続的に縮小している。2000年には17.5%だったが、04年には14.5%まで縮小し、05年1−8月には13.2%まで縮小した。
さらに、中国への直接投資についても、「ここ数年、日本企業の投資は伸び悩んでいる」として、「政冷経熱」が「政冷経涼」へ向かっていると強調した。
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