中国企業がフィリピンで工事受注、国際協力銀行が融資
水利関係の建設工事を請け負う中国水利電力対外公司(CWE)は、フィリピンのバナイ島・イロイロ市近郊における堤防工事プロジェクトを受注した。同プロジェクトは日本の国際協力銀行(JBIC)が融資を行っている。
CWEにとって、2005年に入ってからフィリピンで落札した2件目のプロジェクト。契約額は5億700万フィリピンペソ(約11億円)。工期は3年で、堤防工事、川の拡張、橋梁の建設などを行う。
CWEが05年にフィリピンで落札したもう1つのプロジェクトは、JBICが融資を行ったルソン島東部での灌漑プロジェクト。受注決定は5月だった。
なお、JBICは日本の政府系金融機関の改革をめぐり焦点となった。自民党は11月下旬に改革案を決定。JBICの円借款業務は、「国際協力機構(JICA)との統合も視野に別途検討する」とされた。
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