情報産業部、06年は国家資金の投入強化で技術振興

情報産業部はこのほど2006年の電子情報産業政策として、国家資金の投入を強化して中国独自の技術革新を推し進める方針を示した。中心となるのはソフトウェア、集積回路（ＩＣ）、キーデバイスといった産業の研究開発（Ｒ＆Ｄ）強化で、ＮＧＮ（次世代ネットワーク）及びデジタルテレビの標準化も強力に推進する。

情報産業部が主な支援対象としているのはハイテク関連の大企業。プロジェクト数や資金投入額に対する従来の限界を超えた支持を行なうため、国家基金を設立して研究開発及び国際的マネジメント強化に対する支持を行なうことにしている。

一方ではハイテク産業に関係する仲介事業へのサポートも強化し、技術革新を図る中小企業のためのサービスを向上させ、先進技術の共有化を進める。

情報産業部では、技術革新を通じて産業全体の向上を目指すことにしており、デジタル映像技術、次世代移動通信、スーパーコンピュータ、ネットワークデバイスなどに重点を置き、高付加価値で応用分野の広い製品群を成長の原動力とする方針だ。