2006 No.04
(0116 -0122)
 

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王岐山北京市長、北京中心部の公共交通利用率40%を目指すと語る

北京市の王岐山市長はこのほど、「第11次5カ年計画(2006〜2010年)」期に、同市は公共交通を優先的に発展させ、今後、北京市中心部の公共交通利用率を40%に引き上げるとの目標を明らかにした。

「第11次5カ年計画」期に、同市の軌道交通の営業距離は270キロに達する見込み。さらに道路の建設と改良を強化して道路網を市内の全町村に広げ、すべての行政村でのバス開通を目指す。

国際的大都市を目指す北京にとって、交通は人々が最も気にかけている問題だ。調べによると、同市が現在建設中の軌道交通は115キロメートル、これは新中国成立(1949年)以降に建設された同市の軌道交通の総延長を上回っている。05年末までに、同市で新規建設されている地下鉄5号線の土木工事はほぼ完成しており、10号線は40%、4号線は20%の土木工事が完成している。軌道交通空港線と京津(北京=天津)都市間軌道交通工事もすでに着工している。軌道交通の建設を強化するとともに、市区部の快速交通の建設も加速させている。現在、市区部の快速道路(バイパス・高架橋など)の総延長は320キロに達し、すでに快速道路網計画の80%以上が完成した。

北京市発展・改革委員会によると、06年、同市は都市交通や五輪施設周辺の道路および市の公共工事に力を入れ、政府は05年比11.8%増となる54億元の資金を投じる予定だという。