大規模国有持株商銀の株式改革ガイド、
年内策定

中国銀行業監督管理委員会主席の劉明康氏は2006年の活動会議で、以下のように述べた。年内、『大規模国有持株商銀株式改革・会社統治改革、監督管理ガイド』が策定され、内部改革を誘導する。

劉明康氏によると、引き続き銀行改革を進めるのは銀行監督セクターの重要な作業だ。国有商銀の中の制度改革銀行は時価総額の増加を目標に、顧客を中心にする発展の戦略、市場の位置づけを確立し、戦略投資家との提携合意を具現化し、法人統治を改善し、経営メカニズムを転換させ、報酬分配制度を改革、整備する。郵貯銀行の創設案を早期認可し、年内、各クラスの郵貯銀行の創設済みを確保する。資産管理会社の発展での問題を研究、解決し、条件ぞろいの企業の財務会社創立を奨励し、実力のある中国資本自動車メーカーの自動車金融会社創立を支持する。金融革新にふれ、同氏は以下のように述べた。引き続き金融機関が『銀行の小企業貸出業務展開の指導意見』を具現化し、小企業貸出業務を展開するよう誘導する。自動車ローン管理方法を整備し、一般顧客向けの消費商品、サービスの革新を支持し、広範な人々の需要を満たす。商銀が低リスク、低資本消費、資産譲渡の業務を重視するよう誘導する。

今年、銀行リスクを解消するには、次の四つの点をしっかりと行わなければならない。一、不良資産の反発を防ぎ、資産の質別に分類し、不良債権の監督、管理を強化する。産業構造調整と生産能力過剰での新規増加のリスクを防止し、規制業界での企業淘汰、大手取引先向けの与信を重視し、タイムリーに潜在的なリスクを提示、抑制、解消する。引き続き事件の発生率を下げるのを目標に、特別行動を展開し、問責制を強化し、違法事件及びその責任者に対する処分を強化し、金融犯罪 に手痛い打撃を加える。高リスク機関のリスク処分を着実に進め、ノンバンクのリスク解消を加速させ、預金保険制度を打ち立てる。

銀監会はまた、『中国銀行業対外開放白書』を発表し、『外資金融機関管理条例』、『外資金融機関管理条例実施細則』などを適時に改正し、外資系銀行向けの監督管理の政策を整理する。慎重な監督、管理の措置、リスク防止を堅持する上、できる限り中国資本銀行、外資系銀行向けの政策、要求を統一し、中国資本銀行と外資系銀行が平等に競争し、共同で発展する監督、管理の環境を確立し、相互の利益、ウィンウィンを実現する。