2006 No.05
(0123 -0129)
 

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商務部、「第11次5カ年計画」企業の技術導入と自主革新を支援すると表明

中国商務部は「第11次5カ年計画(2006〜2010年)」期間、企業の技術導入に対する支援を強化し、企業の自主革新を奨励する方針だ。

商務部は、技術の導入と消化・吸収・再革新を今後5年間の重点業務に位置づけ、技術の導入や消化吸収、再革新を奨励し、ソフトウェア輸出と情報サービスのアウトソーシングを支援し、技術導入奨励目録などの関連政策の制定に取り組んでおり、さらに輸出入の禁止・制限技術目録を見直すと発表した。

中国商務部部長の薄煕来氏によると、この措置は「国家中長期科学技術発展計画要綱(2006〜2020)」の実施と歩調を合わせるためだという。商務部は科学技術で貿易を振興する戦略の実施を今後の重点業務とし、「商務発展第11次5カ年計画要綱」などの総合計画や「科学技術による貿易振興第11次5カ年計画」など、複数の専門計画の中で具体的な目標と措置を提出している。

同氏によると、今後5年間、商務部は中央貿易発展基金の科学技術による貿易振興戦略やブランド戦略に対する支援を強化し、科学技術による貿易振興や、「万村千郷(国が農村・牧畜地域の消費環境や流通経路を改善して、同地区の消費拡大や流通する商品の品質向上を目指すプロジェクトのこと)」、ブランド振興、海外加工拠点、公共ビジネス情報、人材育成など10項目のビジネスプロジェクトを組織し実施する計画だという。このほか、100カ所の科学技術による貿易振興拠点と1000社の科学技術貿易振興企業の育成に取り組み、科学技術への資金投入を増やして、企業の自主革新を支援していく。