2006 No.06
(0130 -0205)
 

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>> 経済

05年乗用車生産296万台、上海など主要拠点で
減産

国家統計局はこのほど、2005年における全国の乗用車生産台数が前年比26.9%増の295万8400台だったことを発表した。伸び率は前年よりも15.2ポイント上昇した。そのうち12月の乗用車生産台数は前年同月比60.2%増の30万8000台で 、月ベースで過去最高を記録した。

05年は中国全土でエコノミーカーの売れ行きが好調だったことなどから、乗用車の生産・販売はともに増加。下半期(7−12月)の乗用車生産台数の伸び率は53.1%に達し、上半期の47.9ポイントを上回った。

地域別にみると、安徽省や広西チワン族自治区では生産台数の伸び率が100%を超え、広東省や江蘇省など6地域でも50%以上となったが、中国を代表する乗用車生産拠点である上海市や吉林省、そして陝西省では2年連続で生産台数が減少した。

乗用車の生産・販売台数は徐々に増加しているが、完成車市場は2年連続で減益。また販売利益率も03年の9.11%から04年には6.85%に、05年には4%まで下がり、製造業全体の平均値4.46%を下回った。

06年の乗用車生産・販売台数の伸びは05年とほぼ同様、またはやや鈍るが、完成車市場の利益はプラス成長に転じるものとみられている。ただし増益に転じたとしても03年、04年と同レベルを実現することは難しいだろうと予測されている。