2006 No.06
(0130 -0205)
 

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深セン、アセアン製品輸入の最大港湾に

中国・東南アジア諸国連合(アセアン)自由貿易区の建設が始まって1年余り、深セン市はアセアン製品輸入の中国最大港湾となった。

統計によると、2005年、同市が「中国とアセアンの優遇協定」指定の優遇商品輸入額は1億7600万ドル、優遇税額は2億3600万元で、アセアンの総優遇商品額と総優遇税額のそれぞれ13%と48.56%を占め、優遇税額は全国港湾都市のトップとなった。

中国・アセアン自由貿易区の「アーリーハーベスト措置(早期関税引き下げ措置)」は、05年1月1日より全面的に実施された。「アーリーハーベスト」優遇商品税率はさらに引下げられ、優遇食品中では果物類が主導とされ、水産物の輸入も増加した。05年7月20日から、中国はブルネイ、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、シンガポール、タイの6カ国に対し中国・アセアン自由貿易区協定税率を適用し、貿易区建設に拍車をかけた。

同市税関統計によると、05年の同市のアセアン優遇果物商品の輸入額は1億2200万ドル、同年の全国アセアン優遇果物輸入総額の半分以上を占めた。主な品目はリュウガン、ドリアンなどだ。「アーリーハーベスト」水産物の輸入も急増し、年間輸入額は751万6600ドル、04年度比で746万1800ドル増となった。優遇国ベスト3はタイ、マレーシア、インドネシアで、現在はさらに均衡化している。

また統計では、中国の環珠江デルタ地域とアセアンとの貿易がさらに緊密化し、05年、同地域15の直属税関ではいずれもアセアン優遇商品の輸入が見られ、輸入総額は5億1600万ドルと、全国の約4割を占めた。